モラハラ夫の不倫相手が妊婦だった話⑰
前回のお話はこちら
A子は産後間もないから体調が~というモラ夫の言葉はどうでもよかったけど、確実な証拠がないまま直接会って大丈夫かな?という心配がありました。
モラ夫をだますのは簡単だけど、A子は?
「証拠を見せてください」って言われたら…
私にとっても、今の段階で直接対決をするのは得策じゃないと思いました。
だからといって何もしないまま話を終えてしまったら、またモラ夫とA子は示し合わせるに違いない。
ひとまずA子に『モラ夫の妻』の存在を知らせておこう。
モラ夫はため息をつきながらメールを送りました。
私は何度かやりとりをするものだと思っていたのですが、A子の返信は一度きり。
おそらく「とりあえず謝っといて」とでも送ったんでしょうね。
スマホの画面に映し出された一文からは、「反省」や「後悔」といった感情は感じられませんでした。
この会話が終わったら、私が見ていない隙に今後どうするか二人で話し合うんだろうな。
モラ夫のことだから、「ほとぼりが冷めるまで大人しくしていよう」とか言って、縁を切らずにキープしておくんじゃないかと思いました。
いつまでも二人の関係に踊らされるのはごめんだ!
そんなことを考えながら、閉じていく部屋の扉を見つめるのでした。。
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次回、「⑱」に続きます!
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